病気休暇2ヶ月目〜焦り〜
心理士の先生から、だいぶ休めてきたので朝早く起きて夜12時までには寝る。午前中もできそうなら喫茶店で活動をするように言われました。
意欲もない好きなものもないと言った感じですが、うつを治すことに関してはストイックで、生活のリズムを整えていきました。
でも体調はなかなかよくならない。焦り、焦り。
そんなある日、ふとしたことで、妻から病気のせいになんでもされたらこっちが気が滅入ると強く言われました。
普段は心穏やかな妻ですが、子も小さく、パート先の忙しさもあってストレスが溜まっていたのかと思います。
ただそのときは本当にショックで1日何も食べずに寝込んでしまいました。
生活のリズムを整えることで良くなったと思い込んでいただけで、精神面では全然復職には程遠い状況だったのです。
そんな状況でしたが、復帰への焦りはどんどん強くなっていきました。
休職2ヶ月目も後半に入り、心理士さんと面談がありました。
ここでOKなら本格的な通勤訓練に入ると言われていました。
面談では鬱になった当初のことなどの振り返りがありました。改めて当時のことを話すと涙がでてきました。
心理士さんからは状況も悪いけど、自分自身の考え方に偏りがあると指摘されました。主に以下です。
・完璧じゃないと受け入れられないと思っている
・全て自分が悪い、自分の責任だと感じてしまう。
私は当時、先輩に怒鳴られるのも仕事が回らないのも全部自分の努力不足だと考えていました。
なので上司には相談せず、むしろそんな状況の僕を同僚も上司も何も言わないので、やっぱり僕の努力不足だと思っていました。
でもいま思うと、当時僕は無理して明るく振舞っており、周りから見たらそんなに辛く見えなかったのかもしれません。
むしろ辛いと思われたくありませんでした。自分は大丈夫、できる、強いと思われたかった。
当時の僕がやるべきだったのは、ヤバイと思った時点で上司・同僚に相談することでした。
面談の結果、復職訓練は時期尚早。
認知行動療法の勉強を自宅で行なっていくこととなりました。
まだ全然治ってないという現実と向き合いましたが、少し心がほっとしました。
そしてもうひとつ。僕は県庁の同じ職場に戻るつもりでしたが、心理士さんはそこに拘る必要あるのかとのことでした。
可能なら市役所に戻った方が働きやすいのではと。
僕は期待されて異動してきた手前、戻ることを恥ずかしいと思っていました。今後のキャリアにも影響がでると。
でも心理士さんは恥ずかしいのは自分が思ってるだけでみんな心配してるかもしれないし、それも考え方の偏りだと教えてくれました。
たしかに今までの人生、人の期待に応えようとしてばっかりだったと思いました。