幸せに生きる~うつ病公務員の場合~

うつになったけど復活できた公務員のブログ

2019年にうつになって休職した30代公務員のブログです。今は復職し元気に暮らしています。自分の経験が誰かの参考になれば嬉しいです。

休職2ヶ月目①〜リワーク〜

休職になって1ヶ月が経ったころ。

休職が決まってからは回復のスピードが早く、日中の身体の重さはほとんど無くなり、感情の起伏もだいぶ落ち着きました。

 

この頃から本格的に復職を意識し始めました。ただ自分は一度復職訓練に無理して失敗しているので、かなりハードルを下げて取り組もうと決めていました。

 

取り組むことは復職リワークに参加すること。

 

僕は病院の先生以外にも、心理士さんに病気について相談していました。

その心理士さんの所属する団体で復職リワークがあるとのことでした。

 

復職リワークは、主にコミュニケーション、認知行動療法をグループで学び、ストレス要因になった出来事や感じたことをグループ内で共有するというものです。これを週に3日、1ヶ月間継続して行います。

 

グループ参加者は、僕と同じようにどこかの組織で休職している人達です。

 

僕はうつ病になってから他人と話すと肩や背中が異常に緊張し痛みが走るようになっていました。回復してきたこのときもまだ症状はありました。

 

なのでリワークなんて参加して大丈夫なのかという不安がありました。でも心理士さんから人に慣れることで緩和するかもしれないおいうアドバイスもあり参加すると決めました。

 

取り組むにあたって決めたことはリワークには必ず参加するということでした。疲れていたらリワークのない日に疲れをしっかりとって良いことにし、決して焦らないようにと決めました。

 

そしてリワーク当日。

久々に自己紹介や講座の受講、人と目を見て話す、皆の前で発表するといったことを行いました。

 

めちゃくちゃ疲れました。そしてめちゃくちゃ緊張しました。その日はすぐに寝ました。

 

やはり回復傾向にあるものの、社会で過ごすためにはもっと高い次元で身体が安定していないといけないと感じました。

ただ決して焦ることはしませんでした。

リワークのない日をゆっくり過ごすことで体調を整えていきました。

 

徐々に参加することで身体も慣れていき、リワークのない日も喫茶店で読書するなどの活動ができるようになってきました。

 

またこのときには、休職前に感じていた葛藤がほとんどなくなっていました。

異動も解消、昇進試験も取消、給与も減額、出世も遅くなる。でもこんなことに今まで拘っていた自分がアホらしくなっていました。

健康で大切な人に囲まれるだけで幸せだと感じていました。

 

このくらいの時期から僕にとって会社に復職すること自体が大きな目標だったのが、病気を治して大切な友人、家族と今まで以上に楽しく笑って過ごせるような健康状態に回復することに変わってきていました。まぁその結果復職も果たせるかなーくらいの感覚です。

 

明らかに僕の人生における大事なものの順番が変わってきました。