うつになって思う心理的安全性の大事さ
心理的安全性。
リーダーシップ論を学んでいて、印象に残った言葉です。
この言葉は、最近のあらゆるマネジメントの雑誌において、よくでてきます。
心理的安全性を確保するとは何を意味するのか。
それは、チームメンバーの心理的安全性が確保されていないと、
メンバーのポテンシャルが発揮できないということです。
圧力的な人が支配するチームや風通しの悪いチーム、人の悪口ばかり言うようチームは働きづらいです。
今思うと、県庁のチームは心理的安全性が確保されていませんでした(僕がうまく確保できるように立ち回れなかったという側面もあります。)。
ものすごい高圧的な先輩がチームの空気を支配していました。無気力感もありました。
毎日管轄する市への悪口ばかりでうんざりでした。
知らず知らずのうちにストレスが溜まり、先輩が隣に座っているだけで緊張している状態になり、パフォーマンスが下がっていきました。そして病気になりました。
今働いているチームは、心理的安全性が確保されていると感じています。
復職前はあれだけ働くことに自信がありませんでしたが、効率的に業務を遂行できています。最近では社内のコミュニケーションも円滑にできるようになってきました。
自分がチーム内で安全性が確保できてるという心理は、本当に大事なようです。
でもどこの組織にも、心理的安全性が確保されていないチームがありますよね。
僕も、これからの人生でそのような部署にまた異動するかもしれません。
そしたら運が悪かったと諦めるしかないのか。働きづらい環境に我慢してストレスを溜めていくしかないのか。
諦めないために、そのような事態に備えるために、勉強するしかないのだと思います。
リーダーシップ論でいえば、リーダーだけのものではなく、メンバーからできることもたくさん書いてあります。
休職期間中に学んだ認知行動療法も、自分の心理的安全性を確保するための一つの思考方法だと思います。
僕が取り組んでいる時間管理法のGTDも、仕事を効率的に管理することで、心と頭に余裕を持たせることができています。
恥ずかしながら、うつになるまでリーダーシップ論をはじめあまり勉強していませんでした。本を読んでいてもあまり目的意識を持っていなかったので、身についていませんでした。読んで満足みたいな感じです。
うつにならずに運よくリーダーになっていたら、僕も高圧的なリーダーになっていたかもしれません。
最後に最近のおススメの本を紹介します。
「本当のリーダーは引っ張らない 河合大介著」
タイトルがうつにならない働き方でもいいくらい参考になります。
うつにならないために、自分を守るために働くことは、幸せに生きることに繋がるのかなと最近思います。
そして、日常の大半を過ごす職場においても幸せでありたいなと。
全ては幸せに働き、そして幸せに生きるためにです。