多少のズルを許容する。傷つかない嘘はついても良い。
うつなどのメンタル不調になる人は、完璧主義や真面目な人が多いと言われていますよね。僕も例外ではなく、そういう気質がありました。
それに加えて、バカ正直なところがあって、どんな物事も真正面から受け止めてしまう性格でした。避けない。逃げない。
そして嘘をつくのが苦手でした。別に信仰している宗教はありませんが、嘘をついたらお天道様が見ていて、いつか罰があたると思っていました。
だから罪悪感があるのか顔にでてしまうんですよね。
そういう気質が自分を追い込んだ要因の一つでもあったと思っています。
なかなか性格は変わりませんが、僕はこれからの人生うまく生きるために、あるルールを決めました。
それが「多少のズルを許容する」「傷つかない嘘はついても良い」です。
ズルについては人に迷惑をかけず、体制に大きな影響がないものであれば、ズルすることでかなりの時間を短縮することができます。ズルという言葉はあまりいい言葉ではありませんが、他に形容できる言葉が思いつきませんでした。
例えば上司に稟議を通すとき、針の穴をつつくような相違に気づいてしまったとしますよね。それを直すのにすごく時間がかかるとき。その相違が体制に影響がなかったら、とりあえず出してしまって、上司が気づかなかったらOKしてしまいましょう。
嘘についても同じような考えです。会社の飲み会に参加したくないとき。行きたくないけど、特に予定もない。そんなとき「行きたくないから行きません」だと角が立ち過ぎますよね。我慢して行ったら金もなくなるしストレスも溜まりますよね。そんなときは「明日友人の結婚式で朝早いんです。」と言ってしまうのはOKにしています。誰も傷つかないですから。
そんな風に考えるようになってから、かなり社会生活が楽になりました。ただ、ズルも嘘もあくまでも「誠実であること」の範疇を超えないことが大原則ですけどね。
誰かの役に立てば幸いです。