幸せに生きる~うつ病公務員の場合~

うつになったけど復活できた公務員のブログ

2019年にうつになって休職した30代公務員のブログです。今は復職し元気に暮らしています。自分の経験が誰かの参考になれば嬉しいです。

うつから立ち直ったらこうなる

2019年6月にうつ病になりました。いま現在は薬も飲んでおらず、うつから立ち直ったと感じています。

 

症状の経過は以下のとおりです。

2019年

5月 うつの症状が出始める

6月 抑うつと診断される

7月~9月 症状の強い状態

10月~12月 症状の軽い状態

2020年

1月~2月 症状がほとんどない状態

3月~   症状がない状態(立ち直ったと体感できる)

 

今は普通に出社していますし、友達とも気軽に話せます。元々自己肯定感が低く、他人の目を酷く気にする性格の僕は、うつになりその傾向が激しくでてきました。

それから、心理士とのカウンセリングや復職リワークで、対処法などを学びました。

 

うつを経験して自分がどうなったか書きたいと思います。

 

①性格はそう簡単には変わらない

自己肯定感が低く、他人の目を酷く気にしてしまう。人とすぐに比べてしまう。これが僕の性質です。色々調べてみると「HSP」の気質もあるようでした。

うつになって当初はこんな自分が嫌いで「性格が変わること=うつが治ること」と考えていました。では、立ち直った現在どうなっているかというと、性格はそんなに変わっていません笑。ただ自分の性質を認め、対処方法をうつことができています。

その結果、重いストレスを感じずに生きることができています。

性質を認め、工夫して生きることで、性質も若干ながら生きやすいものに徐々に矯正されているような気もします。

 

②「普通」に対して幸せを感じるようになった

「普通」の基準は人によってそれぞれだと思います。うつになる前の僕の「普通」の基準は高かったかもしれません。仕事は誰よりも頑張らなければならない。出世しなければならない。男は強くなければならないとかね。

それがうつになって当たり前のことができなくなりました。立ち直った今、本当に当たり前の「普通」がとても幸せに感じます。

ごはんを食べておいしいと感じる。人と話して楽しいと感じる。スポーツが気持ちいと感じる。コロナ禍で色々不自由な世の中になっていますが、それでも日々の生活に幸せを感じることができています。

 

③ストレスに敏感になる

うつを経験して、いい意味でストレスに敏感になりました。ストレスを感じる状況になりそうなときは「これは自分にとってストレスだ」と意識し身構えます。そして毎日なにかしらの方法で発散するようにしています。ストレスマネジメントってやつができるようになったのかもしれません。

 

④冷静になる

うつ病になったとき思い悩んでいたことが、立ち直った今は冷静に考えることができています。僕は自分の弱さがうつ病になった原因だと非常に思い悩んでいました。自分を役立たずだと責めました。こんな人間社会に必要ないとまで思いました。

今冷静になると、そんなことないって普通に思います。

 

他にもたくさんありますが、大きなものは以上です。

最後に、最近ある人が言っていた非常に印象的な言葉を紹介したいと思います。

 

実は最近、私の妻にある病気が見つかりました。近所の病院では原因が分からず、大きな総合病院で何度か検診をしてやっと病気が分かりました。

 

幸い大事にはいたらないものだったのですが、生まれつきの疾患でした。これから先の人生は、すこし意識して生活する必要があります。

 

動揺している妻と私に、その大きな総合病院の先生がおっしゃった言葉です。

 

「人はみーーんな、何かしら抱えて生きているんだよ。それが人生だよ。もちろん僕も患っているものがある。あなたは、たまたまその病気だったってこと。大丈夫。」

 

それを聞いて、僕に向けられた言葉でもあるなと思いました。僕にとっては「うつ」で、ちょっと人よりストレスを感じやすい性質だっただけ。みんな何かしら抱えているんだなと。とても勇気がでました。

 

うつが辛いとき、ネット上でうつのブログをたくさん探しましたが、立ち直ってからのことが書いてあるブログはあまりありませんでした。

更新頻度は不定期になりますが、立ち直ってからの心境も書いていければと考えています。

誰かの役に立てば幸いです。