病気休暇3ヶ月目〜リミットと気持ちの整理〜
当初2ヶ月の診断だったのですが、結局3ヶ月に延長となりました。
そして、県庁に戻るには3ヶ月以内で戻る必要があると人事課より連絡がありました、
また、3ヶ月以内で戻れない場合は病気休暇ではなく、休職の発令になり、昇任試験の受験取消や給料の減額などになることが分かりました。
その時の気持ちは、県庁に戻るのは辛いけど、昇任は諦めたくない。給料の減額は生活が厳しいので避けたいというものでした。
実際体調面では元気があるとは程遠い状態でしたが、外出はできていたので、心理士に相談して通勤訓練を始めることにしました。
通勤訓練初日、職場のある駅まで行って、その近隣で昇任試験の勉強をしました。
いきなりフルタイムで。普通は午前中からとかにするのですが焦ってました。
その日家に帰ると疲れで寝込んでしまいました。でもすぐに慣れると自分に言い聞かせていました。
次の日も同じように活動。11時頃図書館でどうしようもない不安感が襲ってきました。
自分はこのままだとどうなるんだろうとかこんなに疲れて復帰できるのかとか。どんどん体調が悪くなり、その日は帰宅することにしました。
次の日はなんとかフルタイムで活動できましたが、もう無理でした。
絶望感が大きかったです。
通勤訓練に失敗し、かなり落ち込んでいました。そんなタイミングで人事課と産業医の面談です。
僕の状態をみて判断するといったものでした。恥ずかしい話なのですが、面談ではやはり精神的に不安定で、涙がでてきたり、色々な想いが溢れてきました。
そして休職が決まりました。休職になり以下のことが決まりました。
・県庁への異動解消
・昇任試験の受験取消
・給与の減額
これが決まってまず諦めがつきました。会社に評価されたりすることだけが幸せではないとこの病気休暇の間に何度も考えましたが、やはりなかなか諦めがつかない自分がいたのです。
それが異動解消が決まったことで諦めがつき、違う生き方をしようと思いました。
そして安堵感がありました。もう県庁に戻らなくていいという。
県庁への異動は出世に繋がるのでどこかで諦められなかったのに、戻らなくて良いことが決まって、あの最悪な職場から解放されるんだという気持ちの方が大きかったのです。
やっと自分の気持ちに素直になれました。
異動解消が決まったので、県庁に荷物の整理に行くことにしました。平日ではなく休日に。課長にその旨を話したところ、荷物整理のあとに昼食に行くことになりました。
まず県庁のあの職場に行くことができるのかという不安がありましたが、意外に大丈夫でした。久々の職場に辛い気持ちを思い出しましたが、不要な書類を捨てたり、私物の整理をしたりすると、心も整理されるような気がしました。
最後に机を綺麗に拭いて、県庁にお別れをしました。
その後、課長と昼食に行き、最近の業務のことや、たわいもない話をしました。
相変わらず激務で、話を聞いて戻るのはやっぱ無理だったーと改めて思いました笑
次の日、県庁の同じ係の先輩から連絡がありました。その方は係で唯一楽しい話ができるような人でした。
僕は係の方に迷惑をかけてしまい、課長以外とは病気休暇中だれとも連絡をとっていませんでした。そして合わせる顔がないと思っていました。会いたくない人もいましたが…笑
その方はメールをくれました。内容はもっとサポートするべきだったという謝罪の気持ちがあることや、僕自身は誠心誠意仕事をしていてもっと一緒に働きたかったというものでした。
まさかそんな風に思ってくれてたなんて知らなかったので驚きでした。そして嬉しかった。自分が思ってたよりも自分のせいじゃなかったと思えるようになりました。
僕はダメ人間じゃなくて、一生懸命頑張ってはいたんだなぁって。
色々と気持ちの整理がついて、次の日から僕の本当の回復が始まりました。