幸せに生きる~うつ病公務員の場合~

うつになったけど復活できた公務員のブログ

2019年にうつになって休職した30代公務員のブログです。今は復職し元気に暮らしています。自分の経験が誰かの参考になれば嬉しいです。

復帰訓練6週間~安定~

年末年始を穏やかに過ごした後の仕事はじめ。

長期休み明けのため体調に不安がありましたが、仕事初めの日は特に問題なく過ごすことができました。

 

むしろ休み明けなのに、心穏やかに過ごすことができたなんて初めてなんじゃないかといういくらい。病気になってものの考え方が変わってきた成果なのかもしれません。

 

僕のなかでたぶん一番変わったのは「人に評価されなくてもいい」と思えるようになったこと。そりゃいまも評価されたら嬉しいけど、そこが一番じゃなくなった。評価されるために、ずっと価値観を「他人」や「勝負」においていた僕が、そこを離れて「自分」を見据えて行動を始めた結果、長期休み明けの勤務に対しても平常心で臨むことができたように感じます。

 

尊敬している前の職場の先輩が昔言っていたことを思い出します。「平日も休日も気持ちの面で何も変わらない」。当時は意味が分かりませんでしたが、なんとなく分かってきたきた気がします。

他人に何を言われようが、環境がどうであろうが、自分に軸を見据えているかぎり心は安定を保てるのかもしれません。

 

そんなこんなで1週間が終わりました。週の終わりには人事課から正規復帰について話があり、このままいけば問題ないとの話をいただくことができました。

正規復帰まであと少し。

 

でも油断は禁物。うつは治りかけが一番危ないといいます。忘れないように、毎週末には復職リワークで学んだ認知行動療法について読み返すようにしています。

ゆっくり、焦らず、やっていきます。

すねてふて寝する子供から学ぶ

子供が2歳になってから自我の芽生えをひしひしと感じています。その様子を見て学ぶことがありました。

それは「すねてふて寝する」。

 

「遊びたいー!」と自己主張したときに「着替えてごはん食べてからだよ」と話したとき、そっとリビングから出ていった娘。

 

泣くわけでもなく、静かにしているので様子を見に行くと離れの和室でふて寝していました。

「何してるのこっちきなー」と促し、だっこしてリビングに連れてかえるもまたも、「遊びたいー!」。

着替えてごはん食べてからだよと話すと、またそっと和室に行きふて寝しました。でもそのあとしばらくしてから、自分で戻ってきて着替えてごはんを食べて遊びました。

 

なんか成長したなーと感じたのと同時に、こどもは自然にストレスコントロールできてるんだなぁと感心しました。

 

今自分の害になっているものから逃げる。冷静になって考える。

 

こんな当たり前のことが大人になると、人の目やら立場やらプライドやらが邪魔してできなくなっちゃうんですね。

ある意味「こどものような大人」を目指すのが、いいのかもしれませんね。

うつの治療期間と休職期間はどれくらいか

うつ病と診断された当時、一番気になったのが「いつ治るんだ」ということです。

ネットで調べると半年という人もいれば、3年って人もいる。中には10年という人も。

 

不安で不安でしょうがありませんでした。僕はいつ治るんだ。

 

あとは会社をいつまで休めばいいんだということです。

「うつ、休職期間」と調べたときに、平均90日という数字見たのを覚えています。

 

治療期間は本当に人それぞれだと思います。うつ病にも症状の大小があります。自殺の恐れが強すぎて入院が必要な人は治療にかかる時間も長いと思います。

 

僕の場合はまだ職場復帰が決まったわけではありませんが、休職期間は7か月(内2か月は復帰訓練)になりそうです。

そして、うつの症状が少し良くなったと感じるまでは丸3か月かかりました。

 

以前心理士さんに、メンタル不調の休職期間は平均どれくらいかを聞いたことがあります。心理士さんいわく、どんなに早くても3か月。むしろ3か月以内で職場に戻った場合は職場復帰できるまで症状が回復しておらず、無理してるケースが多い(再発の恐れが高い)。だいたい半年くらいかかると話していました。

 

そう考えると、以前ネットで出てきた平均90日というのは、無理している方もいれた数字なのかもしれません。

 

僕は今のところ、症状はだいぶ改善していますが、完治というとよく分かりません。完全に治ったという感覚が分からないからです。

ただ、完治はしなくても症状が改善されれば「日々の生活に幸せを感じられるレベル」まではいけると思います。なので僕の場合は5か月くらいで人生前向きに考えられるようになった気がします。

 

困っている人の参考になれば幸いです。

うつになると痩せる?太る?体重増減は人それぞれ

うつ病に限らず、メンタル不調においては体重の増減が伴うことが多いです。

 

メンタルがおかしくなると「食欲がなくなる人」と「過食になる人」それぞれいるようですね。

僕は病気の症状が出始めたころは過食気味で少し太りました。2キロくらいですかね。ただ休職に入ってから食欲がなくなり、結果10キロ痩せました。一番酷いときは、食べる気力がないような状態でした。

 

「こんな社会で生きる価値のない人間はモノを食べる資格もない」そんな感覚でした。

 

また、早く治したいがために本で学んだうつに良いと言われる糖質制限を実施しました。食べる気力もないのでちょうどよかったんです。

 

みるみる痩せていきました。その頃の僕は何かにすがりたくて毎朝体重計に乗り、痩せていくことがうつが治ることだと脳内変換していました。

妻は心配してもっと食べるように勧めてきましたが、僕はかたくなに拒否していました。

妻は何かに取り憑かれているようだと言っていました。

 

結果2か月で10キロも落ちてしまいました。痩せたことはうつの症状緩和にはあまり効果がなかったと思っています。

その後、友人から「自分の欲求に素直になった方がいい」というアドバイスをもらい、自分がうつを治すということに取り憑かれていたことに気づき、食べたかったことに気づき、欲求に正直になってから症状が良くなり始めました。

 

ただ、元気になってきても体重は戻らないので、自分の適性体重になったのかもしれません。身体も軽くなった気がします。うつの症状が良くなったからかもしれませんが。

 

最近僕と同じ時期にメンタル不調で休職していた同僚3人に会いましたが、1人は少し痩せて、2人は太っていました。

人それぞれですね。以前にうつ病中の食事や今の食事について記事を書いていますので、興味がある方は覗いてみてください。

 

rei-re.hatenablog.com

rei-re.hatenablog.com

 

うつに良い食事・栄養とネットや本で調べると色々出てきますが、自分にその方法が合うかどうかは分かりません。情報を過度に信用せず、自分に合うものを実践することが大事だと思います。

「5時に夢中」って知ってる?個人的にうつに良いと思ってる

「5時に夢中」という平日5時から始まるニュース番組があります。

放送局は東京MXですが、僕の住む地域でも見ることができます。

 

内容はというと…ゲスです笑。

下ネタ多めのニュースバラエティで、司会はふかわりょうさん。

日替わりのゲストは岩井志摩子さんやマツコ・デラックスさん、編集者の箕輪さんやホリエモンなどなかなか濃いメンバーで構成されています。

 

この番組の何が良いかというと、出演者がみんな好き勝手発言していること。そして生放送なのに、なんで放送コードにひっかからないのかというくらい発言が過激なところです。

 

この番組の出演者に空気を読むという言葉は皆無な気がします。そのくらい自由奔放。

昔はこの番組がかなり苦手でした。この人たち何言ってんだろうって。

 

でも病気になってからふと家で見ていたとき、出演者が自分の感性に自信をもって自由に発言していて、何よりも出演者がみんな楽しそうなのに気づきました。箕輪さんは朝の情報番組とは全く違う顔をみせてくれます。ホリエモンも箕輪さんもこの番組が一番楽しいって言っているくらいです。

 

世間体ばかり気にしていた僕にとってはこの番組はかなり刺激的で、「~するべき」思想から脱却するひとつの助けになりました。

内容はくだらないことから、刺さることまで様々。職場復帰して生で見れなくなってしまいましたが、たまに録画で見ています。

 

僕が特におすすめなのは木曜の回。コメンテーターが岩井志麻子さんと中瀬ゆかりさんなのですが、自由奔放すぎて神です。でもたまに物事の本質を指すような発言もあるんですよね。

合わない人には本当に合わない番組だと思いますが、興味のある方はご視聴あれです。

うつと薬物依存の類似性について

田代まさしさんが前に言っていたことが心に残っています。

 

毎日薬をやりたいと考えて、毎日耐える。今日は我慢できた。でも明日は我慢できるか分からない。それが毎日。

 

辛いですよね。覚せい剤は今まで感じたことのない快楽で脳が麻痺してしまうそうです。脳がその快楽を忘れられなくて求めてしまう。再発率も高い。

 

うつも少し似てる気がします。一度うつ病になると、ストレス反応が過敏になって不安になりやすくなる。今日は気持ちが安定していたな。明日は大丈夫かな。再発率も高い。

 

ただ個人的に違うと思うのは、うつは根本的には自己防衛機能だと思うこと。薬は「脳が破滅を求めてしまう」のに対し、うつは「自分を守るために不安を頭に生じさせて身体を動かなくする」。自己防衛機能が過敏に反応しすぎる。いきすぎると死にたくなりますが。

 

不安を生じさせるストレスに対する捉え方を考え直すことで、自己防衛機能を正常に戻せば治る。そんな気がします。

励まされた言葉たち

昨年うつ病になってしまいましたが、本当につらい時期は超えた気がします。

最近はかなり安定しました。

 

ここにいたるまでは妻、友人、先輩など色々な人に支えてもらいました。その言葉を書き留めておこうと思います。

 

「この病気は人に助けられる病気だから」「俺はいいたいことを好き勝手言うから、あなたも同じようにしてほしい。嫌な時はいうから」「今日一日通して、何一つ変なことを言ってなかったから安心して」

うつを患ったことがある友人から言われた言葉です。やっぱ気持ちがわかるんですね。まだ体調が悪いときに会ってくれたり、定期的に連絡をくれました。過度に心配した様子を見せずに明るく普通に接してくれました。病気になったとき、自分でもどのように接してもらうのが良いか分かりませんでしたが、「明るく普通に」が一番うれしかったです。

 

「べつに誰でも助けるわけではじゃないよ。あなたが今まで誠実にまじめに働いてたから助けるんだよ」

会社の先輩に言われた言葉です。この言葉は、今までの自分を受け入れる一助になりました。 逆に、誠実にまじめに働いていなかったら終わってたかもしれません笑

 

「人間の幅が広がったな。この経験は将来絶対に役に立つから安心しろ」「てかお前あんなに銀行で辛い目にあったのに、なんでまたうつになるんだよ笑」

僕が尊敬している、前職の先輩に言われた言葉です。10年連続でトップセールスを記録するようなすごい人。例えるならイチローみたいな人です。この言葉はうれしかったな。笑い飛ばしてくれたのも気が楽になりましたね。

 

「今年はあなたが家にいてくれたから、楽しい年だった」

妻から大晦日に言われた言葉です。2019年は半年くらい家にいましたので。楽しい年って、あんな死んでたのにマジかって驚愕しました。家に居場所があって良かったです。うつになったときに、配偶者が味方じゃないと結構きついかもしれません。

 

僕は今まで生きてきて、ヤバい職場を引き当てたり、ヤバい人が上司、先輩になったりとなかなか運の悪い人生を送ってきました。

でもその分、良い人にも巡りあえてきた気がします。プラマイ0って感じですかね笑

 

僕が言われて嬉しかった言葉ですので他の人はどうか分かりませんが、メンタル不調の方へのかける言葉として、ひとつの参考になれば幸いです。

休み明けの身体の重さは「会社に対する自分の捉え方」が原因だと思う

仕事を休んでリフレッシュする。休みの間に英気を養う。

僕は社会人になってからこれがよく分かりませんでした。意味不明でした。

 

土日に休んで好きなことをしても、平日の身体の重みが消えることがありませんでした。何をしても月曜日は身体が重い。何もやる気が起きない。

責任のある仕事を抱えているときは特にとてつもないです。

 

長期休み明けなんて酷いものです。休みが長いほど、休み明けが重い。うつ病ではないときも、行きの電車で貧血になり嘔吐してしまったことがあります。

 

別に休み中に普段と違うリズムで生活しているわけでもなく。ただ、世間一般的なショッピングや、スポーツや、映画などを楽しんでいるだけでもこうなります。

 

昔は休みの過ごし方に原因があると思っていました。だからもっと自分に負担がかからない過ごし方をしようとしたり、むしろ家にいるのが原因かもしれないと考えてアクティブに外で過ごしてみたり。

しかし改善されず、ちょっと前までの結論は「これは生理現象のようなもん」と諦めて、休み明けの苦悩を受け入れて生活していました。

 

しかし病気になって休職中色々と考えて思いました。休み明けの苦悩は「会社に対する自分の捉え方」が原因なのかなって。

 

自分は過度にプレッシャーを感じたり、会社の人間関係で人目を気にしてしまう性格でした。なので会社に行くのにかなり「構えて」いたんですね。

「土日の自分と全く違う自分を作ること」が重さを生じさせていたのかもしれません。

 

今回病気になって復帰訓練している中では、そこまで休み明けに重さを感じていません。

仕事の責任が軽いというのもあるかもしれませんが、この復帰訓練が失敗したら失職するかもしれないので結構プレッシャーはあります。でも重くない。

これは「会社に対して自然体でいこうと思えるようになったから」なのかなと感じます。

問題だったのは休みの過ごし方ではなかったようです。

 

最後に小技です。そうは言うても休み明けやばそうというとき。特に長期休暇に入る前ですかね。

そんなときは休み前に、休み明けの朝に必ず目に付くものへメッセージを残しておきます。僕の場合は手帳です。

手帳に「休む前は全然余裕だったから、今日も大丈夫。」と書いているのを見るだけでだいぶ違いました。合いそうな方はお試しあれです。

 

最後に、今年もよろしくお願いいたします。

ただ時が過ぎるのを待った。そんな2019年を朝マックしながら振り返る。

今日は大晦日

いまだかつてここまで大晦日感を感じない年はないかもしれない。

今日の夜に紅白歌合戦が始まって、ゆくとしくるとしが始まって、除夜の鐘がなるとは思えない。

変な話ついこないだ2019年になったような感覚だ。

 

それくらい、今年は色々なことがありすぎた。でも、ただ日々が過ぎていくのを待った、そんな年だったんだと思います。

 

1月~3月は仕事の引継ぎでてんてこ舞い。早く4月になってくれ、異動させてくれと思っていた。

4月から県庁に異動して、激務。早くGWになってくれと思っていた。

5月~6月で人間関係に悩み、時間が経てば慣れると信じて時が過ぎるのを待ったけど、6月末に壊れてしまった。

7月~9月は心が壊れて、何も感じない時間だった。毎日淡々と過ぎるだけだった。ただ時が過ぎるのを待った。出口のない灰色の世界にいた。

10月~11月になり、色々な人に助けられて体調が回復してきた。

そして11月末から市役所に戻り、正規復職に向けて日々過ごしている。

 

書いてみるとほとんど毎日その日が早く過ぎ去ってほしいと考えたり、何も考えない淡々な時間を過ごしていたんだとと思う。

2020年は毎日なにか幸せを感じながら生きよう思う。今日死んでも後悔しないくらい毎日を大切にしたい。

 

きっと2020年も色々なことがある。2020年を過ぎても死ぬ前での間にたくさんのショックなことがあるかもしれない。

でも、たぶん、この2019年はそのための準備の時間だったのかなと感じる。

2019年にうつにならなければ気づかなかったことが山ほどある。これは自分がこれからの人生幸せに、豊かに生きるための必要な過程だったのだと感じます。

 

今年の夏ごろは、年末をここまで体調を持ち直して迎えられるとは思えなかった。なので幸せです。人を変えることはできないけど、自分は変わることができる。

 

少しでも誰かの役に立ちたい、自分の気持ちを書いてみたいと思い、始めたこのブログ。書きたいことを日々書いています。

そんなブログなのにいつの間にか200人も読者登録していただき、毎日100件以上のアクセスがある。本当にありがとうございます。

 

晦日の朝、妻も子供も寝ている中ひとり早起きして、好きな音楽をかけながら車を走らせ、朝マックしながらブログを書いています。外の景色が見える席で、とても気持ちいい。それだけで幸せです。

 

今年悩んだ人が来年から幸せな人生を送れることを願います(自分も含めて)。

今年もありがとうございました。

うつになったら全力で逃げろ

僕は仕事で追い込まれ、人間関係で追い込まれ、自分を責めまくり、全てに絶望してうつ病になってしまいました。


なかなか逃げる選択肢ができなかった。出口のない暗闇にずっといた。詰んだと思った。


こんな弱い自分を認められなくて死にたくなりました。こんな自分は社会のどこにも居場所がない。


結果会社に行けなくなった。今思うと、ギリギリ会社を休むという選択肢を選ぶことができた。

でも最初は逃げた自分を責めまくり、なかなか病気が良くならなくては焦りの繰り返し。

僕は逃げて半年間。灰色の世界を生きていました。


でも治療を受けて、人に助けられて、時間が経って元気になってきて、社会は限りなく広いことに気づきました。自分の頭が社会を狭くしていただけだった。

逃げて良かった。

ただ、そこが自分の居場所じゃなかっただけだった。


うつ病になるのに色々な原因があるだろうけど、仕事や職場の人間関係に原因があるときは全力で逃げればいいと思います。


害から逃げろ!恥ずかしくないから!

何も考えなくていいから逃げろ!


逃げ切って、少し休んでから考えればいい。

だって逃げないと考えることもできないから。死ぬことしか考えられなくなるから。


逃げてから会社に戻るか、仕事やめんのか、転職するのか、日本にいるのか、海外に行くのか考えよう。


死にたくても、死ぬことも逃げてから考えよう。


そんな風に思います。

メンタル不調はネタにしてくれるとラク

僕だけかもしれませんが。

 

県庁に異動してうつ病になって半年後、市役所に戻ってきた。激やせしている。復帰訓練中。はたから見ると毎日何をやっているか分からない。

 

やばすぎるでしょ。最初はみんながどういう反応するのか不安でした。そして反応は3つありました。「触れられない」「本気で心配されて励まされる」「ネタにされる」です。

 

①触れられない

まあこれはしょうがない。なんで触れないかにはそれぞれ理由があると思います。今はそっとしておこう、話しかけて負担になりたくないという優しい理由もあれば、気持ち悪い、軽蔑もあるかもしれません。まぁ人がどう思っているかなんて分かりませんね。

 

②本気で心配されて励まされる

「大変でしたね、痩せましたね、県庁って酷いところですね、頑張りすぎたんですよ…。」心配してくれるなんてありがたい。本当にありがとう。感謝。

ただ、今は結構大丈夫だからといってもなかなか信用してくれないという

 

③ネタにされる

「あれー!なんか痩せたんじゃない?(知ってるのに)なんかあったん?」

「スーツだぼだぼじゃん!」「休職中で貧乏だと思うからお昼おごってあげる!」

「(知ってるのに)なんで戻ってきたの?」

あれ?文字にすると、いじられてる感がうまく伝わらない…

もちろんこの言葉の内側には「愛」があります。これが意外に一番ラクだったりします。

「いやー色々ありましてー」と明るく返すことができるから。

どうしても病気って自分だとネガティブ要素が大きいって思ってしまいますが、

ネタにしてくれるとコミュニケーションもとりやすいし、どってことないって思えるような気がします。

 

笑いって大事ですね(^^)

復帰訓練5週間〜コクがでた一年〜

今年も仕事納めを迎えることができました。復帰訓練から5週間。

たまに不安になったけど、日々その頻度は減り安定してきました。

 

最近は活動時間中の仕事のウエイトが増えてきていますが、なんとかこなすことができています。

 

最近、自分が変わったと思うことがあります。

 

・必要以上に人と仲良くしようと思わなくなった。

・勉強の意欲が高まった

 

今までの僕は、「職場の人たちとは仲良くならなければならない」とい謎の価値観の中で生きていました笑

まぁ誰からも好かれたかったんです。

だけど、仕事をする上では関係が悪くなければ、仲良くする必要はないことに気づきました。必要最低限でOK。

そうすることで、仲良くしようと頑張るストレスが軽減されました。

 

勉強については勉強が自分を守るものと気づいてから、とても意欲が高まりました。

ふと手が空いたときは、市の条例を読んだり、人事規定を読んだり。

仕事の手法についても、効率化、ストレスフリーのための仕組みづくりを、毎日研究しています笑

知っているか、知らないかで全然違う。ストレスへの備えとして勉強に励んでいます。

 

仕事納めの日の夜は飲み会…ではなくスーパー銭湯でひとりサウナ

2週間前から決めていました。身体を綺麗にして、夕飯を食べました。カレーそば。

カレーが絡んだそばをゴクリと飲み込んだとき、喉から胃まで温かさが通りました。

本当に美味しい。美味しいって幸せだよ。

 

帰り道。仕事終わりの夜の寒さは毎年変わりませんね。毎年、その年を振り返りながら歩いているような気がします。

 

今年は色々あった。生きてきて一番きつかった。

人を信じられなくなった。自分を信じられなくなった。生きる意味が分からなくなった。

だけど、人の優しさに気づくことができた。自分の幸せに気づくことができた。

 

家に帰って、妻とそんなことを話していると、妻に言われました。

 

「病気になって色々なことに気づけて良かったね。結果今年は良かった。あなたは今までシャバシャバのコーヒーみたいだっだけど、病気になって少しコクがでてきたと思うよ」

 

おいおいシャバシャバのコーヒーはないやろ。

そして衝撃のひとこと。

 

「〇〇さん(県庁でうつのきっかけになった人)は客観的に考えてもクソだから、いつか絶対罰があたるから安心しなさい。そして、あなたには助けてくれた人がたくさんいたけど、〇〇さんにはいないから」

 

女子は怖い。そして強いですね

勉強する意味~自分を守るため~

僕は勉強があまり好きではありませんでした。

 

特に社会人になってからですかね。自己啓発の勉強や仕事のスキル向上のために勉強するのが苦痛でした。

たぶん本気で身に着けようと思ってなかったのかもしれません。勉強よりも経験。仕事を長く続けていれば自分なりのスタイルが身につくだろうと思ってたんですかね。

 

その結果がこれです。うつ病で治療中。

 

そして二度と再発したくないと思い、うつに関する本を読み漁り、うつにならないためのコミュニケーション法、認知行動療法、時間管理法などを勉強しました。

 

その結果、日々の生活に少なからず活かせている気がします。

そして思ったのが、勉強は「自分を守るため」なのかなって。

 

今までの自分は、勉強をする意味は「勝つため」だと思っていた気がします。だからなんかしっくりこなかったのかもしれません。守り方を知らなかったので、攻め方だけ勉強しても役に立った実感を持つことができなかった。

 

今は守り方を勉強しています。一度守ることに失敗していますし、自分の弱かった部分なので勉強していて納得できることも多いです。

 

「攻撃は最大の防御なり」という言葉があります。

でも僕は「防御なくしては攻撃できず」だと思います。

 

今後も自分を守るための勉強を続けていきます。

悲しくなってしまう自分が悔しい

年末のこの時期はどこの課も予算折衝の大詰め。バタバタしてます。


昨年の僕はその真っ只中で一生懸命頑張っていました。


今年、県庁から戻ってきた僕はそれを目の当たりにしながら、単調なエクセルシートの打ち込み作業を行なっています。


自分の状況は受け入れましたし、病気ををプラスに考えていこうと思ってます。

働き方や考え方を考える良いきっかけになりました。学ぶことがたくさんありました。

なのでふだんはどってことない。

復職訓練も順調ですし、体調も良くなっている。


だけど、同世代の職員がバリバリやってるの何度も目の当たりにすると少し悲しくなります。

去年は同じ土俵に立っていたのに…。


悲しくなってしまう自分が悔しい。まだ自分を許せていないのか、認めることができていないのか。


もう少し時間が必要なのは分かってます。いまできることを無理なく焦らず。

この経験は必ず自分にプラスになると信じて。

こんな日は、早く家に帰って幸せを感じよう。

今年もあと少し。

復帰訓練4週間〜必要とされている実感〜

一か月たちました。最近は計算や脳トレなど行う復職ドリルを終え、業務資料の作成補助などをしています。

 

仕事をすることに全く自信がありませんでしたが、最近は仕事の感覚が少し戻ってきた気がします。社会生活に慣れてきたのかもしれません。無理は絶対しませんが。

 

あとは人に必要とされている実感を持つことができました。

 

簡単な業務しか行っていませんが、それでも誰かの役に立っている実感がある。

心配した同期、先輩、後輩が職場に会いに来てくれる。

 

これだけで、いや、こんなにあれば十分です。

 

病気が酷いとき自分は無価値だと思っていましたが、必要とされていると思うと気力が沸いてくるものです。久しぶりの感覚です。

 

まぁ中には異動前はあれだけ「期待しているよ」「県庁の次はうちの課で待ってるよ」と言っていた人だったのに、病気で戻ってきた途端無視されるとかもありましたけど…

 

「マイナス」よりも「プラス」に目を向けられるようになってきました。

まだ訓練中なので油断はできませんが、無理なくやっていきます。