幸せに生きる~うつ病公務員の場合~

うつになったけど復活できた公務員のブログ

2019年にうつになって休職した30代公務員のブログです。今は復職し元気に暮らしています。自分の経験が誰かの参考になれば嬉しいです。

復帰訓練7週間~皆勤賞~

復帰訓練が終わりました。7週間。正月休みがあったから期間としては2か月くらいですかね。

 

復帰に必要な出勤日数というのがあります。8割だったかな。

僕は皆勤賞です。

あとは復帰できるかどうか。主治医、産業医、人事課の意見を踏まえ任命権者により決定となります。結果がでるのは1週間後です。

主治医の先生もOKを出してくれたので復帰できると信じています。

 

訓練は終わったので復帰の判断がでるまで会社に行かなくてもいいのですが、自主的に通うことにしました。一度社会人にもどったペースを崩したくないですしね。

 

訓練中はほとんど仕事がありませんでした。会社に来れるのか、席に座っていれるのかを見てますからね。だからやることは簡単な雑務以外は基本自由。

 

最初は恥ずかしかったです。みんな忙しそうにしてるのに僕だけ何してんだろうって。

でも1週間くらいたってから、こんな自由な時間ないやんって前向きに考えられるようになったんですね。人からどう思われるかが気になんなくなったからかもしれません。

 

僕の職場は「回覧」という形で色々な書籍が席に回ってきます。参考図書です。だいたいみんな忙しかったり、めんどくさかったりしてハンコだけ押して回ってきます。

 

その回覧で回ってくる参考図書の面白いこと。マネジメント、思考方法、リーダーシップ論、ストレスマネジメントなど内容は様々。めちゃくちゃ勉強になります。

こんな使える知識を知らずに会社で戦っていたのだと思うと怖くなりました。そりゃ県庁でうつになるわと。

 

だから今は会社に着いて8時間。ずっと参考図書を読んでます。異様ですよね。

でも僕にとってこの毎日8時間×35日、計280時間の読書量は自分にとっての人生の糧になりました。

 

人は捉え方で休職中だろうが復帰訓練だろうが、楽しむことができる。

そんなことに気づけた、人生にとって大事な期間になったかもしれません。

メンタル不調を正当化する人は気分が悪い

会社でメンタル不調になる原因は多岐にわたると思います。
ただやっぱ多いのは人間関係ですよね。

自分も人間関係をキッカケにうつになりました。だから辛さは身にしみてわかります。今も寛解してませんしね。

ただ、ここ最近周囲にメンタル不調をやった人が増え復帰した人から話を聞く機会が多く、そのなかで思うことがあります。

それはメンタル不調の正当化です。

自分がメンタル不調になったのは全て人のせい、自分は悪くないから休むのは当然の権利。

思うのは勝手です。人のせいにして自分は悪くないという考え方で復活する人もいます。
ただそれを人に言って、共感・同意をもらえる人を増やし、自分の正当性を担保しようとする行為は気分が悪い。

そういう方たちは症状も軽い気がします。休むことに対して、ストライキ・ボイコットのような感覚を持っている気がします。

セクハラのような相手が限りなく100%悪い場合を除いて、パワハラまがいのことがあったとしても、相手がクソ人間だったとしても、やはり上手くさばけなかった自分にも責任があるんじゃないかなと思います。
そういうやつにあったときの対処法を学んでおくべきだったとか。

ちなみに僕は6:4で結局は自分の責任かなと思ってます。酷い人間だったけど、やっぱ自分も上手くかわせなかったから。

1:9でもいいんです。
人のせいから抜け出して自分を見つめなおし、弱い部分に気づいて修正していくことが再発予防なのかなって思います。

眉間のシワが深い

んです。最近鏡の前で気づきました。

 

ふと顔を洗ってみると、目と目の間に斜めの線が入っている。

るろ剣緋村剣心の十字傷のごとく深い線が…笑

 

2019年にメンタル崩して、毎日苦しい思いをしていたので、きっと毎日苦しい顔をしていたんですね。

 

2020年はこの線が薄くなることを願います。

人は変化していかなかければ、滅亡する

昔は変化が嫌いでした。変化にはリスクが伴いますしエネルギーを使いますからね。

 

ただ最近「137億年の物語」という本を読んで思いました。この本は宇宙が始まってから現代までを時系列に書いている超分厚い、超読む気をなくす本です。でも意を決して読むと面白いです。

 

当たり前の話ですが、今の人類が誕生するまで生物は生まれては、絶滅を繰り返し、進化(変化)ができたものだけが生き残ってきてるんですよね。

 

そして、人類が誕生するまでの歴史をみると大きく繁栄した生物は絶滅してるんですよね。生物の天下をとると、変化をさぼってあぐらをかいてしまうのかもしれません。

 

そういう歴史を鑑みると、人は変化しないと生き残れないのかなと思いました。要は変化は生きるために必要。幸せに生きるためにね。

幸せを感じられないと死にたくなりますもんね。

 

あとは絶滅の歴史を読んでいると「人類も明日隕石が落ちて滅亡するかもしれないやん」って思えるようになって、だったら細かいこと気にしないで今生きていることに感謝して、なるべく幸せに生きられるように行動しようと思えるようになりました。

ちょっと浅はかですかね。

お酒が好きではないことに30歳過ぎて気付く

僕の両親はお酒が好きです。毎日飲んでいました。

なので子供のころから、大人は毎日お酒を飲んでるけど、それが大人ってもんなんだなーと思っていました。

 

大学になってからお酒を飲み始め、ワイワイ騒いだり、会社に入っても人脈を広げるために飲み会を開いたり。

 

でも最近気づいたんですよね。僕は酒が好きじゃない。

 

お酒が好きな人って毎日飲みますよね。休肝日という言葉があるくらいですからね。

僕の周りの友人も、会社終わりのビールが唯一の楽しみとか、毎日のストロングゼロ日課になっているとか聞くんです。

 

でも僕は家でひとりで飲むことがないんです。家族で外食に行ってもお酒を飲むことがありません。飲むのは飲み会の時だけです。

たしかにお酒を飲むと気分が高揚しますが、次の日の二日酔いを考えると飲む気がなくなってしまうんですよね。

 

いままで無理して「お酒好きなキャラ」を演じていたような気がします。それの方がみんなが喜びそうですからね。

あとお酒が好きな人ってかっこいいじゃないですか(思い込み?)

 

そして飲み会自体も好きな訳ではありませんでした。僕が好きだったのは「信頼できる人と飲みの会でお喋りすること」でした。

 

最近職場に復帰して、新しい職場になってからあなたは飲むの?ってよく聞かれます。

昔だったら「好きですよ。飲み会いきたいですね」と答えていたと思います。

今は「普段は飲みません。飲み会のときだけですかね」と伝えています。

 

僕のルールは

「お酒は信頼できる人の前でしか飲まない」

 

幸せとストレスフリーのために、自分にとってはたぶんこれが良いかな。

両親の僕の育て方

男は仕事を頑張らなくてはならない。弱音を吐いてはいけない。何がなんでもやりとげなくてはならない。家族のために自分を犠牲にしなくてはならない。

父親はそういうタイプでした。僕も同じような価値観を病気になるまで持っていました。影響ですね。

でもこの価値観は僕にとっては人に「付与」された価値観であって、自分にとっては長年かなりストレスが溜まっていたんですね。

 

父を否定するわけではありません。父は仕事を全力で頑張ることが家族を養うことだと信じていました。でも父には友達がいません。家族第一だからですかね。趣味も昔はテニスをしていたみたいですが、ほとんど見たことがありません。それくらい仕事が忙しかったんだと思います。


母は専業主婦で、家に帰ったときにいつもいることが子供の安心につながると思っている人でした。基本は優しい母ですが、ワンオペ育児で、父は仕事でかえってこない。私と妹と常に一緒にいるという状況では、やはりヒス気味でした。


身を粉にして自分を育ててくれた父と母には感謝しています。 

ただ、大人ってこういうものなんだと子供ながらに思っていった記憶があります。

大人って楽しそうじゃないなって。

 

そして教育方針で体罰がありました。何か失敗をすると、罰として否応なしに叩かれました。大人としての権力をふりかざしてきました。

 

こんな家庭環境で僕は大人、権力者に対しての「恐怖」が植え込まれ、怒られないように「良い子」を演じるようになりました。よく優しいと言われました。

僕は銀行マンになり、転職して公務員になり、父母は酔うと自分たちの育て方を正当化する発言をよく言いました。

 

僕もいま子育てをしています。

病気になるまでは違和感を感じながらも父と母の教育方針を否定したくなかった。今の価値観を付与されたといっても、最終的には自分で受け入れていましたからね。

 

でもやっぱり色々考えて、僕の父と母のやり方は僕にとっては幸せではないと思いました。子供がいても友達とも仲良く過ごしたいし、妻にも好きなことをしてもらいたい。そして子供には本能を隠さずに抑圧されないで欲しい。

そして子供には大人は楽しいと思ってもらいたい。

 

だからうちの家族方針は2つです。

「家族全員が好きなことをする」

「子供を尊重し上下関係を作らない」

 

先日書道家武田双雲さんが息子とテレビに出ていて、二人の雰囲気がとても自然体でびっくりしました。緊張感がないんですね。そしたら武田さんがいいことを言っていました。

 

「子供のことを尊敬できる友人だと思っている」

 

素晴らしいなって思いました。

 

僕は自分の両親のことを尊敬はしていませんが、とても感謝してます。僕を育ててくれました。もちろんうつになった原因も両親だとは思っていません。そんな生き方を選んでしまった自分の責任です。

 

ただ、これからの僕は自分のやり方で、自分も家族も幸せになろうと思っています。

日ごろの行いは大事

正月休み明けの初日。同僚が休み最終日にインフルエンザにかかったらしく、そこから1週間休みました。驚異の16連休です。

 

もし僕が同じ立場だったら、申し訳なさや、やるせなさ、無能感を感じていたかもしれません。正月休み明けにインフルなんて自己管理できてない、予防接種受けてない自分くそだと。

 

だけど僕も同じ職場の人間もその同僚に抱いた感情は「心配」でした。

その同僚がとても誠実で良い方というのもあるかもしれません。皆でとても心配しましたし、仕事のカバーも率先して行いました。

 

同僚が戻ったときは温かく迎えました。日ごろの行いってやはり大事ですね。

なんで人の顔色評価ばかり気にしていたのか最近分かった

みんなに好かれたい。仕事ができると思われたい。できる人だと思われたい。信頼されたい。良い人だと思われたい…。

 

僕は病気になる前、生きる目的のフォーカスを「他人」にあてていました。原因は家庭環境とか学生時代のトラウマとか自分の性格とか色々あると思います。

でもなんでそういう風に生きてきたのか最近分かった気がします。

 

それは「自分の人生の責任を他人にとってもらうため」です。

 

何かあったときに誰かのせいしたかった、守ってほしかったんですね。要は責任転嫁です。レイはよく頑張っているから悪くないよって言ってくれる人を増やしたかったんです。

 

今は自分の人生の責任を自分でとる覚悟ができた気がします。30過ぎて結婚もして何言ってんだと思われるかもしれませんが、やっと自立できた気分です。

うつになったら自分を変える必要があるのか

僕は「ある」と思っています。人間関係に起因するうつは「ある」。

でも今までの自分を否定するわけではありません。僕の考え抜いた答えは、今までの自分を受け入れてから変わる。

 

追い込まれてうつになると2つの感情がでてくる気がします。それは他責と自責。

 

他責は自分をうつに追い込んだあいつを恨みます。あいつがいなければ俺は元気だったのに。

でも「あいつ」も「そいつ」も世の中にはたくさんいます。辛いけど「あいつ」や「そいつ」につけこまれる自分にも責任があるのです。

 

そして自責。なんて自分は弱い人間なんだ。生きてる価値はあるのか。社会に適応できない自分なんて消えてなくなりたい。

 

休んだ当初僕は自責の念が強く、自分を無価値な存在だと決めつけて沈んでいきました。

そのあと薬が効き始め、睡眠が安定してきて少し回復してくると、他責を考えました。あいつがいなければ。なんで誰も助けてくれなかったんだ。

 

この自責と他責を繰り返していきました。

 

そしてある程度冷静になったときに2つの思考にいきつき、どれを選ぶべきかを考えました。

 

①すべてあいつのせいにして自分を正当化して生きる

②今までの自分を否定して新しい自分として生まれ変わる

 

①を選ぶ方が結構多いような気がします。特に症状が軽い方ですぐに会社に復帰できた人です。なので認知行動療法を学んだりもしていません。この思考の方と話しましたが、うつに追い込んだ人の悪口ばかりでした。自分はやり切ったという思いが強く、話しててしんどかったです。

僕はこのパターンが次に同じ状況に追い込まれたときにもっとヤバイ状態で再発するような気がします。

 

次に②。僕は②を選びそうでした。今までの自分はクソ。だから生まれ変わる。

でも30数年生きてきた自分を簡単に否定なんてできません。今までの人生無意味だったのか。どうして無意味なのか。この思考のせいだ。だれがそうした。親か。学生時代のイジメか…とまた他責に戻っていきます。

だから変わる気力が生まれない。そしてそんな自分はどうせ変われるはずがないと。

 

ただ考えていく中で、僕を思ってくれている友人や妻、子がいることに気づいていきました。こんな僕でも好きだといってくれる人がいたじゃないか。

 

そしたら③の選択肢が浮かんできました。

 

③今までの自分を受け入れた上で新しい自分に生まれ変わる。

 

今までの自分はたしかに生きづらさを感じながら、他人の評価ばかり気にして生きてきたけど、それでも好きといってくれる人達もいたし、辛いなりにここまで頑張ってきたじゃんかと。

そして今までの自分に「おつかれさま」を言えるような気持ちになったんです。

 

だから僕の答えは③。今までの自分に感謝して、受け入れて、新しい自分に生まれ変わる。

そう思えるようになってから、友人や妻子をより大切に思えるようになり、会社や人間関係にストレスを感じにくくなり、新しいことに挑戦できるようになり、少し肩の力が抜けて楽に生きれるようになった気がします。

 

あくまでも僕の出した答えです。色々な答えがあると思うので、ひとつの想いとして参考にしていただければ幸いです。

潰れないために自分を働き方改革する

政府が進めている働き方改革。その中で残業代の青天井をなくすというものがあります。どんなに忙しくても100時間以上の残業は法律違反になる。

 

働き方改革自体はいい取り組みかもしれません。でも実態は労働者の働きやすさの改善に繋がらないケースがあると思います。

 

僕がいた県庁では4~6月は毎年残業100時間オーバーが状態化していました。そこに僕が異動になったと同時に働き方改革で残業100時間以上は違反となりました。もちろん人は増えません。そしてどうなったか。

 

100時間を超える残業は無申告です。人も増えず、仕事も増えずではそうなります。その結果もらえるはずの残業代がもらえずモチベは下がる。上司からは早く帰れと急かされる。できない自分を責める。ストレスが溜まるという悪循環です。

 

自治体は動きが遅いです。組織も大きいですし、関係各所の調整が多いですしね。なのでどうしても法律を適用させることを優先せざるを得ない。

 

政府の働き方改革自体を批判するつもりは毛頭ないですが、一番重要なのは個人が働き方を変える必要があるのかなということです。

 

早く帰れる時間管理法を身に着ける。無理なものは無理という心の強さをもつ。心のバランスを保てるストレスマネジメントを行う。業務を効率化する思考法を身に着ける。上司との報連相を短縮できるコミュニケーション方法を身に着ける…。

 

大きな流れに身を任せるだけでは潰れることが今回の経験で身に沁みました。自分を守れるのは自分だけです。自分を守るために「自分自身を働き方改革する」ことが重要だと感じています。

ダイエット商品の不誠実さについて

年が明けると、やたらテレビやCMでダイエット特集が組まれますよね。長期休みで体重が増えてしまった方に対するアプローチです。

 

体重の悩みって大きいですよね。うつになると体重が増えたり減ったりして、それがまた元気をなくすきっかけになったりもしますし。

 

ニュースアプリやyoutubeなどでもしょっちゅう広告がはいります。

ただ、ダイエット系の特にサプリの広告は、人の不安を煽ったり、過度に期待させる不誠実な広告が多いような気がします。特に「HMB」というサプリの広告。プロテインの何倍もの効果があって、痩せる効果があるというものです。

 

僕は本格的にトレーニングをしていたので、サプリについては詳しいですし、減量、増量についても知識と実績があります。その中で思うこと。

 

①飲むだけで痩せるはありえない

 運動や食事制限と同時に行うことで、効果を促進することはあるかもしれませんが、飲むだけはありえない。そして、促進の度合いも「びっくりするほど」というのはないと思います。ラーメンの写真を載せながら何を食べても大丈夫とか、嫌いな運動をしなくても大丈夫、これを飲めば痩せる。ありえない。ちなみにアメリカの研究データで運動をしなくてもサプリを飲んで効果があったとかよく紹介されますが、実験対象の体重が100キロ以上の肥満であることが多かったり、食事制限も併用していることがほとんどです。そこは広告では伝えませんが。

 

②高すぎる

 たぶん広告料と利益をかなりのせてるのだと思います。基本的にサプリの成分はどの商品を買っても変わりません。うちの商品はHMBのほかに減量を促進する成分をさらに配合!独自ブレンド!とか言いますが、ただ混ぜているだけです。しかもちょっとだけ。だいたいが単品で買った方が安いです。

 

本当ひどいもんだと思います。特に特に特に。ある俳優さんが広告塔のHMB。筋肉の美しさを競う大会にも出ている人です。広告では俳優さんの「太っている写真」と「腹筋がバキバキ」になっている写真を並べて、HMBを飲んで短期間でこうなりましたと紹介しています。

 

知らない人が多いと思いますが、太っているときは大会前の増量期の写真です。

ボディビルでは身体を大きくするために大会前のオフシーズンは増量する人が多いのです。筋肉も脂肪も増えてしまうので、結果太ってみえます。そのあと大会までに脂肪だけを削っていく。

要はもともとマッチョで痩せている人が、大会で勝つために「わざと」太らせてから痩せるのです。

もちろん大会前までには過酷な減量をします。サプリだけ飲んでなんてありえません。

 

その前後の写真を使って、太ってる人が痩せたって表現するって不誠実すぎる。

もちろん俳優さんの身体自体は努力あっての美しい身体です。努力する姿が好きで毎日ブログを見ていた時期もあります。でもお金が絡むと変わってしまうのかな。

 

プライベートも仕事も誠実でありたいですね。

復帰訓練6週間~安定~

年末年始を穏やかに過ごした後の仕事はじめ。

長期休み明けのため体調に不安がありましたが、仕事初めの日は特に問題なく過ごすことができました。

 

むしろ休み明けなのに、心穏やかに過ごすことができたなんて初めてなんじゃないかといういくらい。病気になってものの考え方が変わってきた成果なのかもしれません。

 

僕のなかでたぶん一番変わったのは「人に評価されなくてもいい」と思えるようになったこと。そりゃいまも評価されたら嬉しいけど、そこが一番じゃなくなった。評価されるために、ずっと価値観を「他人」や「勝負」においていた僕が、そこを離れて「自分」を見据えて行動を始めた結果、長期休み明けの勤務に対しても平常心で臨むことができたように感じます。

 

尊敬している前の職場の先輩が昔言っていたことを思い出します。「平日も休日も気持ちの面で何も変わらない」。当時は意味が分かりませんでしたが、なんとなく分かってきたきた気がします。

他人に何を言われようが、環境がどうであろうが、自分に軸を見据えているかぎり心は安定を保てるのかもしれません。

 

そんなこんなで1週間が終わりました。週の終わりには人事課から正規復帰について話があり、このままいけば問題ないとの話をいただくことができました。

正規復帰まであと少し。

 

でも油断は禁物。うつは治りかけが一番危ないといいます。忘れないように、毎週末には復職リワークで学んだ認知行動療法について読み返すようにしています。

ゆっくり、焦らず、やっていきます。

すねてふて寝する子供から学ぶ

子供が2歳になってから自我の芽生えをひしひしと感じています。その様子を見て学ぶことがありました。

それは「すねてふて寝する」。

 

「遊びたいー!」と自己主張したときに「着替えてごはん食べてからだよ」と話したとき、そっとリビングから出ていった娘。

 

泣くわけでもなく、静かにしているので様子を見に行くと離れの和室でふて寝していました。

「何してるのこっちきなー」と促し、だっこしてリビングに連れてかえるもまたも、「遊びたいー!」。

着替えてごはん食べてからだよと話すと、またそっと和室に行きふて寝しました。でもそのあとしばらくしてから、自分で戻ってきて着替えてごはんを食べて遊びました。

 

なんか成長したなーと感じたのと同時に、こどもは自然にストレスコントロールできてるんだなぁと感心しました。

 

今自分の害になっているものから逃げる。冷静になって考える。

 

こんな当たり前のことが大人になると、人の目やら立場やらプライドやらが邪魔してできなくなっちゃうんですね。

ある意味「こどものような大人」を目指すのが、いいのかもしれませんね。

うつの治療期間と休職期間はどれくらいか

うつ病と診断された当時、一番気になったのが「いつ治るんだ」ということです。

ネットで調べると半年という人もいれば、3年って人もいる。中には10年という人も。

 

不安で不安でしょうがありませんでした。僕はいつ治るんだ。

 

あとは会社をいつまで休めばいいんだということです。

「うつ、休職期間」と調べたときに、平均90日という数字見たのを覚えています。

 

治療期間は本当に人それぞれだと思います。うつ病にも症状の大小があります。自殺の恐れが強すぎて入院が必要な人は治療にかかる時間も長いと思います。

 

僕の場合はまだ職場復帰が決まったわけではありませんが、休職期間は7か月(内2か月は復帰訓練)になりそうです。

そして、うつの症状が少し良くなったと感じるまでは丸3か月かかりました。

 

以前心理士さんに、メンタル不調の休職期間は平均どれくらいかを聞いたことがあります。心理士さんいわく、どんなに早くても3か月。むしろ3か月以内で職場に戻った場合は職場復帰できるまで症状が回復しておらず、無理してるケースが多い(再発の恐れが高い)。だいたい半年くらいかかると話していました。

 

そう考えると、以前ネットで出てきた平均90日というのは、無理している方もいれた数字なのかもしれません。

 

僕は今のところ、症状はだいぶ改善していますが、完治というとよく分かりません。完全に治ったという感覚が分からないからです。

ただ、完治はしなくても症状が改善されれば「日々の生活に幸せを感じられるレベル」まではいけると思います。なので僕の場合は5か月くらいで人生前向きに考えられるようになった気がします。

 

困っている人の参考になれば幸いです。

うつになると痩せる?太る?体重増減は人それぞれ

うつ病に限らず、メンタル不調においては体重の増減が伴うことが多いです。

 

メンタルがおかしくなると「食欲がなくなる人」と「過食になる人」それぞれいるようですね。

僕は病気の症状が出始めたころは過食気味で少し太りました。2キロくらいですかね。ただ休職に入ってから食欲がなくなり、結果10キロ痩せました。一番酷いときは、食べる気力がないような状態でした。

 

「こんな社会で生きる価値のない人間はモノを食べる資格もない」そんな感覚でした。

 

また、早く治したいがために本で学んだうつに良いと言われる糖質制限を実施しました。食べる気力もないのでちょうどよかったんです。

 

みるみる痩せていきました。その頃の僕は何かにすがりたくて毎朝体重計に乗り、痩せていくことがうつが治ることだと脳内変換していました。

妻は心配してもっと食べるように勧めてきましたが、僕はかたくなに拒否していました。

妻は何かに取り憑かれているようだと言っていました。

 

結果2か月で10キロも落ちてしまいました。痩せたことはうつの症状緩和にはあまり効果がなかったと思っています。

その後、友人から「自分の欲求に素直になった方がいい」というアドバイスをもらい、自分がうつを治すということに取り憑かれていたことに気づき、食べたかったことに気づき、欲求に正直になってから症状が良くなり始めました。

 

ただ、元気になってきても体重は戻らないので、自分の適性体重になったのかもしれません。身体も軽くなった気がします。うつの症状が良くなったからかもしれませんが。

 

最近僕と同じ時期にメンタル不調で休職していた同僚3人に会いましたが、1人は少し痩せて、2人は太っていました。

人それぞれですね。以前にうつ病中の食事や今の食事について記事を書いていますので、興味がある方は覗いてみてください。

 

rei-re.hatenablog.com

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うつに良い食事・栄養とネットや本で調べると色々出てきますが、自分にその方法が合うかどうかは分かりません。情報を過度に信用せず、自分に合うものを実践することが大事だと思います。